THREAD ROLLING転造とは
ワークサンプルWORK SAMPLE
溝入れ加工 + 中ツバ成形加工(2箇所)
軸径ø9.1mmのブランク中央に深い溝入れ加工(溝径ø4.5mm)と、両端の2箇所の溝入れ加工を同時に行い、中ツバ2箇所を成形しています。
中ツバの径はø11.7mmです。軸径ø9.1mmからø11.7mmまで径を盛り上げています。
使用機種 THI-ALEX
球成形加工
軸の先端に球部を成形する加工です。(写真の球部は10mm)
転造前ブランクは、先端にC面を付けた円筒径のブランクです。
加工順序は、ツバ下の溝入れ加工を行い、くびれ部を成形し、その際に発生した余肉を球部へ移動させます。転造前ブランク径は、球径(10mm)以下になりますので、切削加工で製作する場合に比べ、材料の歩留まりが良いです。
使用機種 THI-12AL
中ツバ成形加工 + 六角部成形加工 + ねじ加工
3種類の加工を同時に行っています。
転がり基準は、ねじ(M20)として、円筒形状を六角形状にする加工を2箇所行い、ツバの下は中ツバ成形加工を施しています。
中ツバの両側に溝入れを行い、その余肉で中ツバを成形しています。局部的に径を盛り上げることができるため、材料の歩留まりも良いです。
使用機種 THI-12AL
溝入れ加工 + 先テーパ加工 + 先端部カット加工
軸(写真の軸径ø6mm)の中央部に溝入れ加工、軸の先端部に先テーパ加工、及び先端カット加工(端面成形)を行っています。
加工順序は、始めに溝入れ加工を行い、次に先テーパ加工を施します。最後に余った余肉を先端カットします。カットすることで、全長寸法も管理することが可能です。
使用機種 THI-12R